◆もうずっと前、大阪にあった映画関連のお店のこと

■ぼくは1969年から99年まで大阪で暮らしていたんですが、この記事では、その時代に行っていた映画ショップのことを書くことにします。

■映画チラシ:ニューOS劇場。映画館内でチラシを販売されていたんですが、映画を観なくても入れてくれて、入り口を入ってすぐのガラスケースの上でチラシのファイルが見れたんですよね。たしか50円均一で、メモ用紙に欲しいチラシの番号を鉛筆で書いて、もぎりのお姉さんに渡すという注文方法だったと思います。安いんですけど、好みのチラシがたくさんありました。チラシ用のクリアファイルを買ったのもここ。一時期、OS劇場の方でもチケット売り場の横にグッズのショップを開けていたことがあって、前売り券の特典としてついてくるバッジなんかを売っておりました。

■映画チラシ:映画堂。初めて行ったのがたぶん86年。その頃は大阪駅前ビルの向かい、2号線に面した小さなビルの中にあって、とても細長い店舗でした。ここは、ただなんとなく歩いているだけでは絶対に誰からも気づかれない、人に詳しく聞いてからでなければ見つけられないようなお店だったんです。看板もなく、暗いビルの扉に“映画堂”と貼り紙がしてあるだけのすごくミステリアスな入り口。喪黒福造に連れて行かれて、「ここです。」と紹介されそうな店構え。なので、少年時代のぼくにとっては、入るのに心の準備を要するショップでした。で、また、店主さんがクールな感じのお姉さんだったので、チラシのファイルを手にするときはいつもそっと、ご様子をうかがいながらです。粗相のないように気をつけておりましたね。お店はその後、いつの間にか新地から万歳町へと移転。前よりも入りやすい広さのお店になって、チラシを閲覧するのも少し気楽になりました。開いている時間は短くて、15時~18時の3時間だけだったと思います。まあ、映画マニアなんてみんな宵っ張りですからね。早い時間に開けたって来ないんでしょう。で、マウント・ライトの『火を噴く惑星』『テイル・オブ・ワンダー』のチラシを探しに行ったときもさすが専門店、ちゃんとありましたよ。それぞれ200円だったんじゃないかな。

■映画パンフレット:梅田東映会館。パラスの入り口の横に小さなパンフレット専門店がありました。ここは、とくによく通ったスポットで、他のお客さんも結構いましたよ。露店営業みたいな感じなので気さくだったな。棚の上の方にシネセゾンや、とうきゅうとか、小型のパンフがビニルに入れられてぶら下がっていて、「知らん映画やけど、なんか面白そうなんがいっぱいある」と思いつつ眺めていたっけ。ここは2000円分買うとガラスケースの中のチラシをオマケとして1枚くれるんですが、ベッソンの『最後の戦い』や、クエイ兄弟作品集のチラシを手に入れて喜びました。買ったパンフはアニメポリス・ペロの丈夫な紙袋に入れてくれたんです。

■サントラ専門店:ディーバ。アメリカ村の外れにある普通のマンションの一室で営業されていて、広さは8畳あるかないかの大きさでしたか。正式には、シネマ・ギャラリー ディーバといいます。CDとアナログ盤の両方があって、海外盤の取り寄せにも対応してくださるお店でした。ここでは『サブウェイ』や『エンゼル・ハート』を買ったなあ。ある夜、関西テレビの<シネマdeいいとも>を観終わったときに、サントラ盤のプレゼントを兼ねてこちらのお店の紹介があって、それで行ってみたんですよね。小さなお店なので、なんとなく他のお客さんと話すこともあったりしました。お店に“ディーバ”と名づける感覚が素敵です。

画像:『テイル・オブ・ワンダー』のチラシ,サントラ専門店・ディーバの広告チラシ(蒐集品)

 

ちなみにこの映画、内容はつまらないです……。チラシはいい感じなんですけどね。

 

 

 

 

 

 

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