『ビバリーヒルズ・コップ』~若きマーフィの魅力! 挿入曲もイキイキ!

原題:BEVERLY HILLS COP

1984年 105分 アメリカ/監督:マーチン・ブレスト/音楽:ハロルド・フォルターメイヤー/出演:エディ・マーフィ ジャッジ・ラインホルド ロニー・コックス/大阪・梅田ピカデリーにて鑑賞/引用画像:チラシ,前売半券(蒐集品)

□デトロイト警察のアクセルは勇み足も多いが、勘の鋭い優秀な刑事だ。ある日、悪ガキ時代の親友が訪ねてくるも、目の前であっけなく殺される。アクセルは手がかりを求めて、単身ビバリーヒルズに乗り込む。

■下町育ちの黒人刑事がビバリーヒルズに噛みついて、ギャフンといわせる痛快作。ジェリー・ブラッカイマー&ドン・シンプソンの製作なので、風刺とか社会性とか、そういった知性の重みはあえて盛り込まれず。エディ・マーフィの肌の色はただシンプルにガッツの象徴、あるいは皆があこがれるべきファッションのひとつとして描かれています。そして本作は仇討ちものであるにもかかわらず、ほとんど怒りをあらわさないのもミソ。アクセルの人格は復讐者ではなく、友情をいちばんに考えているだけの気のいい兄ちゃんで、このダチ公的な人間味が好感を抱かせます。期待するよりも笑いが小さいのは残念なところですが、はつらつとしたマーフィの男前ぶりを堪能できるエバーグリーンだといえるでしょう。あと、助演に目を向ければジャッジ・ラインホルドもいい演技で、なんの勘ぐりもせず差し入れのサンドイッチに手をのばす、素直で子供っぽい感じがグッド。このひと『殺したい女』では、ヘレン・スレイターとすごく気弱な誘拐犯夫婦を演じて、二人そろって可愛げをみせておりました。

■マーフィの出で立ちがオシャレでいいですね。パーカーやスウェット・シャツを肘のあたりでカットしてあって、これ、アメリカ映画ではよく見かけるファッションです。着古したスウェットの袖を自分で切って、洗うと切り口がちょっとクルンと巻き上がったりしてカッコいいんですよね。『大脱走』ではマックイーンが、ネイビーのスウェットをカットしたのを着てました。

■本作は鳴り物入りで、告知も早かったように思います。公開前のピカデリーではポインター・シスターズを使った予告編を頻繁に流してました。なので、この映画を思い出すときはグレン・フライよりも、<ニュートロン・ダンス>の方を思い出します。

エディ・マーフィの若さ ★★★★

音楽          ★★★★

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